第557回 (JR559)~猪名寺廃寺と法道上人空鉢伝説の謎~

2020年7月12日(日)開催
こちらは終了致しました。

 日本の絵巻物の最高傑作とされる『信貴山縁起絵巻』は三巻からなりますが、その最初の巻「飛倉ノ巻」は、山崎長者の家から蔵を乗せて鉢が飛び出し、信貴山へ飛んでいってしまった話で有名です。

 が、実は、この物語には元ネタがありました。それは、6世紀にインドから渡日して播磨国内の山々で仏教を広めた僧で、「空鉢仙人」とも呼ばれた法道上人にまつわる物語です。その法道上人と空鉢の大いなる謎を追って、佐璞岡(さぼくがおか)、猪名寺廃寺、田能遺跡など、古代の遺跡や仏教の足跡を、信貴山縁起絵巻に絡ませながら訪ねます。

*講師が同行します。雨天も実施します。