2020年9月13日(日)開催
こちらは終了致しました。
『伊勢物語』は、「初冠(ういこうぶり)」を済ませた業平と思しき15歳になったばかりの<をとこ>が、狩りに出かけた奈良春日の里で、美しい姉妹を芝垣越しに覗き見し、「春日野の若紫のすり衣しのぶのみだれかぎり知られず」と、すっかり夢中になって恋文を送った逸話「春日野の若紫」(右、絵図)から始まります。
恋文の歌は、源融の「みちのくのしのぶもじずり誰ゆえに乱れそめにし我ならなくに」の本歌取りですが、従者の憲明は自分とそう年も違わない業平が、それをうまく取り入れて歌を詠んだのが面白くありませんでした。
高樹のぶ子さんは、このように『伊勢物語』全125段を取捨選択し、在原業平という平安時代の貴公子の物語を現代語の小説として組み立てられました。日経新聞夕刊に2019年1月4日から「小説伊勢物語 業平」として蘇った在原業平の一代記は連載中から評判を呼び、「これは文学史上の事件である!」という讃辞も得て2020年5月に単行本になり、すでに7月初旬で第5刷を重ねています。
今回は、業平の自邸だったという在原神社から、23段「筒井筒」の舞台などを訪ね、往時の風景を偲びます。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へお問合せください。
カルチャーウォーキング
参加費 | 会員=1,000円 /会員同伴の中学生以下は700円(証明書提示) [志納・資料代・保険料等を含む] 一般(会員外)=1,300円/同伴の中学生以下は1,000円(証明書提示) [志納・資料代・保険料等を含む] |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |