2022年5月8日(日)開催
こちらは終了致しました。
今月の著者は現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授の岸政彦さん。社会学といえば、何らかの社会的現象や、その現象を引き起こすメカニズムなどを思い浮かべ、何だか堅苦しく難しそうですが、岸さんのそれは、家族や身近な人間関係を深く、広く追及されているようです。
テキストの「リリアン」は、「ビニール傘」「図書室」につづいて発表された小説で、見事、第38回織田作之助賞に輝きました。社会学者の描く小説世界ってどんなだろう?――大阪ミナミの楽器店で雇われ講師をして生活を繋いでいる男が、10歳年上の女と出会い互いの悩みなどを分かち合う。大きな事件・刺激的な事件が起こるわけでもなく、ただ日常の何気ない出来事=苦さや不安、小さな喜びなどが綴られ、タイトルのリリアンのように、紐あみ手芸が仕上がっていきます。お笑い芸人のつかう大阪弁ではなく、一市井人の大阪弁の会話が、作品全体を単調な行為(言葉)のリズムでもの憂げに覆い、心地よい調べを醸しだしています。ちょっと織田作之助を彷彿させる作品です。
今回は、「リリアン」の舞台でもある大阪市南端の町、豪族・依羅吾彦(よさみのあびこ)に由来する我孫子(あびこ)と、今年4月1日にリニューアルオープンした長居植物園(参加費に入園料は含みません)を周遊します。
*どなたでも事前の申込みナシに自由に参加できます。
*集合場所・集合時間など、詳しくは事務局(電話:06-6775-1567 Fax:06-6775-1568)へお問合せください。
*緊急事態宣言などが発令された場合は中止
●コロナ感染防止対策として●
・必ずマスクを着用してください。(マスクが着用できない方はあらかじめご相談ください)
・受付時に体温測定と手指の消毒をしていただきます。
カルチャーウォーキング
参加費 | 会員=1,500円 /会員同伴の中学生以下は1,200円(証明書提示) [ご志納・資料代・保険料等を含む] 一般(会員外)=1,800円/同伴の中学生以下は1,500円(証明書提示) [ご志納・資料代・保険料等を含む] 別途、植物園入場料200円をご用意ください。 65歳以上の大阪市民の方は入場料が無料になりますので、 証明書を必ずご持参ください。 |
その他 | 雨天も実施。 *午前7時に大雨洪水警報発表の際は中止 お弁当、お茶を携行してください。 参加者の不測の事故につきましては、応急の処置以外の責任は負いかねます。 |