2023年5月14日(日)開催
こちらは終了致しました。
植物学者である牧野富太郎は、生活苦から収集した植物標本約10万点を海外の研究所に売ることを決断しますが、この窮状を知り、農学博士の渡辺忠吾は、朝日新聞に論説を展開しました。これに反響したのが池長美術館のオーナー・池長孟(いけながはじめ)でした。
池長氏は、叔父・通の遺産の中から3万円(現在価値1億円)で標本を買い取り、改めて富太郎に寄贈しましょうと申し出ました。富太郎はこれを固辞し、標本は通が建てた池長会館に所蔵され、その会館は池長植物研究所ち改称されました。
困窮する牧野富太郎を救い、その後も、孟は富太郎に研究費を援助しました。二人にゆかりの神戸市文書館(かつての池長美術館)とその周辺を辿ります。
テキストは「牧野富太郎自叙伝」(講談社学術文庫)です。
*講師が同行します。雨天も実施します。
*緊急事態宣言などが発令された場合は中止
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